● あっという間道場 三重合宿 ● <その7>

手拭で遊んでいるのはまっきーさん&コメさん
(写真提供:おくちゃん&コメさん) |

技の話はつきない |

マッチーさん「あの頃は・・・」
みんな「えー!そうなんですか〜?」 |
閂の名前の由来
■ゴンゾーさんとの話はまだまだ続く。
ゴンゾーさんなら何かあたらしい情報を持っているだろうか?ゴンゾーさんの話しやすさも手伝って、最近気になっていることを聞いてみた。それは閂の名前の由来である。五花拳の閂は、なぜ閂という名称になったのだろうか?あの手の捕り方の一体どこが閂に見えたのだろうか?
■一般的には閂固の親指が閂の横棒と言われている。僕もそう習ってきた。でも閂固のあの親指は決して攻めの主たる部分ではない。そして閂系の技の中でも親指をあのように掛けるのは閂固と閂送くらいのものだ。そんなものを特徴と捉えて名称に持ってくるだろうか?ましてや五花拳白蘭に属する片手閂投や両手閂投、押閂投を考えるとどうしてもすんなりと納得できないのだ。
■ヒントとなったのは栃木の原田さんから教わった片手閂投だった。原田さんは瞬間的な押し引きで相手の手の甲の上に身体を載せるような極め方をされる。その時(なるほどこれなら逃げ道はないなぁ)と思った。それが元になって僕の中で掛け手のイメージがガラリと変った。
■閂と言えばカッパブックスに出てくるエピソードが有名で、唐手家の道場破りを閂で投げ閂で押えた話がある。その中に括弧書きで「親指で閂のように・・・手首にある急所を挟み・・・こねるように効かせ・・・」た話がある。そのはなしの印象が強く、閂とは小指側の急所を攻めるものと信じ込んでいた。しかし、五花拳の得意な人なら分かるだろう。閂の動作そのものは母指丘の掛け手のほうがポイントになる。でも、ではなぜ閂は閂と呼ばれたのだろうか。これは原田さんに技を掛けてもらって以来時々考えていたことだ。
■神社仏閣には今でも閂が残っている。それらの閂の形状はどうなっているだろうか。
観音開きの門のそれそれに一個ずつフックがついていて、両方のフックに横木をかぶせるようにして載せる。それにより門が開かないようにしている。
■そのどちらかのフックのところだけを注目してみると、閂系の技を施すときに良く似た光景に出くわすのだ。すなわち、守者の母指と4指をフックに、そして相手の掌を閂の横棒の一部に見立てるのだ。するとあの神社仏閣の門のフックの部分とよく似た形に見える。
開祖はそれをもって「閂の形に極めるんだ」と言ったのではないだろうか、しかし、これはまだ僕の推測の域を出ない。
■実際にゴンゾーさんの手をとって説明してみた。ゴンゾーさんの閂の捉え方は僕とはまた違ったが、「考えてみる価値はあるなぁ」と言っていた。ただし「あってるかどうかは別にして、考える価値はあるちゅーこと」だそうだ。そんな懐の広さが接していて心地よい。
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昼間のマッチーさんは凄い!
(写真提供:おくちゃん&コメさん) |
緊縛の夜
■部屋に入っても宴会は続いた。そのうち僕がふざけてただよしさんに吊上裏固を掛けていると、マッチーさんが「膝の使い方はそうじゃないわ」と言って、ただよしさんの背中にまたがった。皆やいのやいのと喝采を送り、誰かが帯を手渡すと、マッチーさんは手際良くただよしさんを縛り上げていく。凄い、上手過ぎる。今まで何人かの先生に縛法を見せてもらったことがあるが、あんなに鮮やかな縛法を見たのは初めてだ。
縛られて動けなくなっているたただよしさんに感想を聞くと、突っ伏したまま一言「気持ちいい」。
■マッチーさんの拳歴は長い。確か短大時代には拳法を修行していたと聞いているが、当時は女性拳士もかなり少なかったのではないだろうか。その後、開祖存命中に本部職員になり、時に現在の総裁の影武者をされたり、青坂先生の失恋を目の当たりに見たり・・・。とにかく50年誌に書かれていない本部の裏事情にも精通している。
この晩妻はマッチーさんから、当時の本部での恋愛相関図を聞いたようだ。フジテレビの「あいのり」よりおもしろかったらしい。
■しかし、マッチーさんの一番凄いところは、その行動力だろう。興味をもったらどんなところでも無手勝流で飛び込んでいく。開祖直伝だろうか?
なお、開祖をそばで見て、京セラの稲盛会長の社長時代をそばで見てきたマッチーさんの貴重な体験はRONIN会ホームページ「語り部マッチーの大物伝説」でも読むことができる。

でも、夜のマッチーさんはもっと凄い・・・
(写真提供:おくちゃん&コメさん) |
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